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生活習慣病専門外来

当院の特徴

  • 内分泌代謝科専門医による診療(生活習慣病につき豊富な診療経験あり)
  • 管理栄養士が食生活をサポート
  • 動脈硬化の検査が実施可能

「生活習慣病」とは、食事や運動、飲酒、喫煙など生活習慣が発症に影響する病気です。代表的なものとして、2型糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症などがあります。これらの疾患は放っておくと動脈硬化が進行し、命にかかわる病気である心筋梗塞や脳梗塞のリスクとなります。

高血圧症(血圧が高い)

血圧 130/80 mmHg以上
の方はご相談ください

高血圧症とは「安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていること」を言います。血圧は緊張している時やストレスがかかっている時は血圧が上がりますし、リラックスしている時には低めになります。そのため、一度高かったから治療しなくてはいけない、よかったから問題ないとは言い切れません。しかし、血圧の高い状態が常に継続している場合は、治療が必要になります。具体的には、診察室血圧が140/90mmHg以上、または家庭血圧が135/85mmHg以上の場合は高血圧となります。
高血圧になっても、初期の段階ではほとんど症状が見られません。しかし、血管に強い圧力が加わっている状態が続くため、動脈硬化が進んでいきます。狭心症や心筋梗塞など心臓血管系の病気、脳出血や脳梗塞などの病気を引き起こしやすくなるので、早めに対策を講じることが大切です。
また、高血圧症の原因の95%は原因を特定できない「本態性高血圧」ですが、生活習慣の乱れ(塩分の取りすぎ、喫煙、過度の飲酒、運動不足、肥満、ストレスなど)が大きく関わっています。また、ホルモン異常などによって起こる「二次性高血圧」もあります。この場合は、内科的治療以外に原疾患の治療を行うことにより、血圧も正常値に下がっていくことがあります。

当院では、病態の評価も行った上で、適切な治療をご提案していきます。

治療

本態性高血圧の治療にあたっては、まず生活習慣の見直しが大切です。塩分や飲酒、運動などの生活習慣を伺い、必要に応じて管理栄養士より栄養指導や運動指導を行います。
なお、生活習慣を見直しても血圧が思うように下がらない人は、薬物治療が必要になります。血圧が基準値まで下がってくると、内服をやめてしまう事があるようですが、治療を続けておかないと、かえって高血圧が進行してしまう恐れもあるので、必ず医師の指示に従うようにしてください。

脂質異常症(コレステロールが高い)

中性脂肪(TG)が高い
150mg/dL以上
LDLコレステロールが高い
140mg/dL以上
HDLコレステロールが低い
40mg/dL以下
Non-HDLコレステロールが高い
170mg/dL以上
いずれかがある方は、ご相談ください。

脂質異常症も、他の多くの生活習慣病と同じように、初期の段階では自覚症状がありません。しかし、放置していると、増えた脂質がどんどん血管の内側に溜まって動脈硬化の進行を促してしまいます。これによってある日突然、心筋梗塞や脳梗塞の発作が起こり、命を落としてしまう事もあります。こうしたリスクを減らすには、定期的な健康診断が欠かせません。健診の際に中性脂肪やコレステロールの状態を測定し、異常値を示していたときは、早い段階で医療機関を受診すること大切です。

当院では、頸動脈エコー(プラークの検査)やCAVI(動脈の硬さや血管年齢の検査)なども行った上で、適切な治療をご提案していきます。

治療

脂質異常症の治療にあたっては、他の生活習慣病と同様に、食事療法、運動療法、薬物療法を行います。この中でも特に重要なのが食事療法です。食事のメニューを見直し、適正体重を維持することが重要です。
早期に治療開始することで動脈硬化の進行を抑制することができます。相談の上で、最適な薬物療法をご提案させていただきます。

高尿酸血症(尿酸の値が高い)

尿酸値が高い(7.0mg/dL以上
がある方は、ご相談ください。

高尿酸血症は、血液中の尿酸が多くなってしまう病気です。高尿酸血症の状態が続くと、針状の尿酸塩の結晶が作られ、これが身体のあちらこちらに溜まっていきます。これが、増え過ぎると、周辺組織が腫れ上がっていき痛み(痛風発作)を引き起こします。様々な関節で起こりえますが、特に足の親指の付け根に突然、激しい痛みが起こるケースがよくみられます。
また高尿酸血症は痛風発作を起こすだけでなく、心筋梗塞や心不全、糖尿病や腎不全などにも関係しているとされています。

治療

高尿酸血症では、尿酸値を下げることが大切です。食事療法として、プリン体を多く含む食品を控え、バランスの良い食事を摂るようにしてください。アルコールは尿酸値を上げる作用があるため、過度の飲酒は厳禁です(特にビールはプリン体を多く含みます)。また、運動療法で肥満を解消することも大切です。当院では、食事療法と運動療法に加え、尿酸が体内で生成されるのを抑える薬や尿酸の排泄を促す薬などを処方いたします。

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